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【ガスケット】

防水性能を高めるため、ダイバーズウォッチのリューズ箇所などに装備されるゴム製のリング。「パッキン」とも呼ばれる。
【カナ】

輪列を構成する歯車の軸と一体化した小さな歯車のこと。回転動力を他の歯車へと伝える役目を果たす。
【カボション】

リューズの先端に埋め込まれた、サファイアなど宝石による装飾のこと。フランス語で「磨いた宝石」の意。宝飾時計の代表格であるカルティエが数多く採用している。
【ガンギ車】

輪列の四番車と噛み合う脱進機構を構成する歯車。テンプに一定の力を与えて回転させ、同時に規則的な運動周期を四番車を通して輪列に伝える。
【緩急針】

テン真の上に装備されているヒゲゼンマイの長さを微調整する部品。左右にそれぞれ動かすことで、時の時差調整を行う。「調速機」とも呼ばれる。
【キャリッジ】

姿勢差による精度補正を行うトゥールビヨン機構の心臓部(テンプやヒゲゼンマイ、アンクルなど)を収めたカゴ状の部品。「ケージ」と称されることもある。
【キャリバー】

ムーブメントの設計のこと。もしくはムーブメントの形式名、型番のこと。腕時計に使われるムーブメントを表記するために使われ、Cal.と略されることも多い。本来の英語の意味は銃の口径や直径または才能、能力等の意味。
【ギョーシェ】

アブラアン・ルイ・ブレゲによって考案されたダイヤル上の装飾のこと。旋盤機械で碁盤目状の彫金加工を施し、気品溢れる時計の表情をつくり出す。波状模様のものもあり。ダイヤル装飾にはこのほかに、熟練の職人が繊細なデザインを手彫りで施すハンドエングレービング・タイプや、有線七宝を用いたクロワゾネ・エナメルなどがある。
【均時差】

実際の太陽の動きにより不規則に変化する「真太陽時」と、1年を通じた太陽の動きから算出される「平均太陽時」との間に生じる時差のこと。この均時差を表示する特殊な時計もある。
【金バリ】

ケースやブレスの仕上げの一種で、非金属素材を金で薄くコーティングしたもの。「ゴールド・フィールド(GF)」と呼ばれる。
【金メッキ】

ケースやブレスの仕上げの一種で、電気処理を用いて金属に薄く純金や合金を張り付けたもの。「ゴールド・プレート(GP)」とも呼ばれる。
【クォーツ】

ムーブメントの種類のひとつ。水晶振動子を用いることにより、1秒間に数万回に及ぶ振動数を実現、機械式ムーブメントに比べて格段の精度を誇る。世界初のクォーツ式腕時計は、1969年発売のセイコー・アストロン。
【グランドコンプリケーション】

超複雑時計のこと。ミニッツリピーターやスプリットセコンドなど複雑機構と呼ばれる機構を複数組み込んだムーブメントを指すことが多い。
【クルー・ド・パリ】

フランス語で「パリの爪」を意味するベゼルや文字盤の仕上げ方法。爪のような形状に仕上がる装飾技法。ホグネイル仕上げの一種とされる。
【クロノグラフ】

ストップウォッチ機能付きの時計のこと。クロノと略される場合もある。ダイヤル中央部の秒針はクロノグラフ針と呼ばれ、プッシュボタンを一度押すと計時を開始。2度目に押すとストップし、計測時間を計ることができる。一般にクロノグラフには、インダイヤルに30分積算計や12時間積算計などが配置されていることが多い。なお、2本のクロノ針を持ち、異なる2種の計時を行えるスプリット・セコンド・クロノグラフもある。
【クロノメーター】

クロノグラフと混同しがちだが、時計機能に関わる言葉ではなく、ムーブメントの精度を示す規格のこと。スイス公式クロノメーター検定所が実施する厳しい精度試験に合格したムーブメントにのみ許される高品位・高精度の証しである。
【クロワゾネ】

エナメルによる彩色、もしくはそれが施された文字盤。日本の伝統工芸である七宝焼きと同じ理屈である。クロワゾネの場合、金、銀などでステンドグラスのようにワクをつくり、そのなかにエナメルを流し込んで作る。高度な職人技が必要であり、手間がかかるので非常に高価。
【ケース形状】

ケースの形のこと。ラウンド(丸型)が圧倒的多数を占めるが、オーバル(楕円)、クッション、トノウ(樽型)、スクエア(正方形)、レクタンギュラー(長方形)、オクタゴン(八角形)なども存在する。上下や左右で非対照の独特なケース形状もあり。
【ケース素材】

ステンレス・スチールが一般的だが、貴金属や、アルミニウム、真鍮(ブラス)、ハイテク素材のチタン、セラミックなど多岐に渡る。ケース素材の表示には主に略称が使われる。

[主なケース素材の略称と特徴]
ステンレス・スチール=SS 鉄にクロム、ニッケルを加えた合金。強度が強く、錆びない
18金イエロー・ゴールド=18KYG 18Kの金3に対して、銀1、銅2を配合して、黄色に彩色したもの
18金ピンク・ゴールド=18KPG 18Kの金3に対して、銀、銅、亜鉛、ニッケルをそれぞれ1の割合で配合したもの。ブランドによってはローズ・ゴールド=RGとも呼ばれる
18金ホワイト・ゴールド=18KWG 18Kの金6に対して、パラジウム1を配合し、強度を強めたもの。ゴールド系素材中、最も高価
プラチナ=PT 貴金属系ケースのうちで最も高級な素材。やわらかで気品漂う光沢に加え、比較的加工も容易で、錆にも強い特製がある。
【削りだし】

金属の無垢の塊を旋盤で削って目的のカタチをつくる技術、またはそうしてつくられた製品。精度がよく一定の品質を持つ製品をある程度の数、量産するのに向いている技術である。ロレックスのオイスターケースなどが有名。工業的には削りだしとはいわず、切削加工という。
【剣先】

6時側にある尾錠の付いていないベルト全体を指す。定革に通す仕組みが剣の切っ先を想定させることから名付けられた。
【コート・ド・ジュネーブ】

ムーブメントの地板やブリッジ、ローター部分に斜線状のデザインを施す仕上げ方法。
【コインエッジ】

ケースの側面やベゼル上に細かい凹凸状パターンを施す装飾方法。コインの側面のようなデザインから、こう呼ばれている。
【航空回転計算尺】

航空パイロット向けの時計に搭載される機能。飛行時の速度、飛行距離、飛行所要時間、燃料消費量などを計算できる。航空時計の権威、ブライトリングのモデルに多く見られる。
【香箱】

巻き上げゼンマイを収めた歯車。「香箱車」とも呼ばれる。リューズの巻き上げから生じたエネルギーが香箱(一番車)自体を回転させ、その回転動力を二番カナを通して次の輪列である二番歯車に伝える役目を果たす。
【コマ】

ブレスレットを構成する部品の最小単位の一片。金属以外にもラバー素材などもある。
【コンシールド】

ブレスを構成するコマと同じ形状をしているバックルのこと。長さの調節はできない。
【コンセントリック・ダイヤル】

同心円状の模様が施されている文字盤のこと。デザイン性を重視したものに多く見られる。
 
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